Synology NAS 2.5GbpE化 vol.2
先日買った Synology NAS DS218 のvol.2
vol.1はこちら(USBネットワークアダプター選び等)
前回はハードウェア面だったので、今回はソフトウェアの設定等をご紹介
Synology NAS DS218の現状
まずはコントロールパネルから → ネットワーク → ネットワークインターフェイスを見ると現在の通信状態が確認できる
LANの「ネットワークの状態」が “1000Mbps” になっている
Synology NAS DS218 のスペックは “1000Mbps” なので、これを “2500Mbps” にするのが今回の目的
自分のSynology NAS のスペック確認
各 NAS に使用されているCPUの確認を
Synology NAS に搭載されている CPU の種類は?のページ
から確認をします
ちなみに Synology NAS DS218 に使用されているCPUは
になります
「bb-qq」という方が公開されているGitHubのページに
今回 Synology NAS にUSBネットワークアダプターを認識させるためのドライバを公開してくださっています
DS218 のドライバは
というドライバになります
ドライバインストール前の下準備 1
まずは
DSM「コントロールパネル」 → 「端末とSNMP」 → 「端末」にある
にチェックを入れる
ドライバインストール前の下準備 2
おすすめしたいのが、一時的にadminの有効化
adminを一時的に有効化する理由としては、後ほど出てきますが「ターミナル(MAC)」「コマンドプロンプト(WINDOWS)」経由でドライバを有効化するのに楽だからです
手動インストールでドライバインストール
DSM「パッケージセンター」の右上にある「手動インストール」からダウンロードしたドライバを選択し、アップロードする
最初は成功しない手動インストール
DSM 7.xを使用している Synology NAS はこの段階でドライバを手動インストールしても有効化されません
次で行うドライバの有効化手順が必要となります
MACでのドライバの有効化
私がインストール前に悩んだのが、ターミナルやコマンドプロンプトでSSH経由のドライバの有効化
最初は全然意味がわからなかったの
MACでドライバをインストールするには 「アプリケーション」 → 「ユーティリティ」 → 「ターミナル.app」を起動
MACターミナル画面
ここに先程adminを有効化しておくと
と入力して「ENTER」を押すと
※192.168.1.?? ← の部分には Synology NAS とつながっているIPアドレスを記入する
passwordを聞かれる形(鍵マークが表示)になるので、adminで決めたパスワードを記入する
※パスワードを記入しても変化はありませんが、すべて打ち終わりENTERを押すとSSHに入れます
※成功するとターミナル上に緑色の [admin@(自分のNASのアカウント名)]が表示されます
SSH経由でNASにドライバ有効化コマンドを入力
上の画像の様なターミナルの状態になったら
とコピペしてENTERを押す
上記手動インストールでドライバインストール で行ったようにドライバをもう一度インストールする
Synology NAS の再起動
上記コマンド入力、ドライバの再インストールまで出来たらNASの再起動を行う
(意外とこのSynology NAS DSM の再起動の仕方がわからなかった)
再起動後はパッケージセンター「インストール完了」の左上にドライバが表示されている
※表示されていない人は「SSH経由のドライバの有効化」の部分をもう一度行ってみてください
Synology NAS DS218 2.5GbE化成功
すべて成功すると上の写真にあるように「LAN」が増えているのでわかりやすいかと思う
使用した2.5Gbps USB3.2(Gen1) 対応 有線LANアダプター
バッファロー(BUFFALO) LUA-U3-A2G/C 2.5Gbps
ただ、2.5GbE化が成功してもPCやMAC側が1GbEのままだったり、無線での接続のままだと速度の変化がないので注意してください
ご自身のネットワーク環境の見直しを行うことをおすすめします
10GbE や 2.5GbE に対応した スイッチングHub と
バッファロー(BUFFALO) LUA-U3-A2G/C 2.5Gbps
をもう一台PC側に購入をしてつなげれば速度は早くなります
また、使用するLANケーブルはカテゴリ6A以上の物を使用してくださいね