Synology NAS 2.5GbpE化 vol.2

Synology NAS 2.5GbpE化 vol.2

Synology NAS 2.5GbpE化 vol.2

先日買った Synology NAS DS218 のvol.2
vol.1はこちら(USBネットワークアダプター選び等)

前回はハードウェア面だったので、今回はソフトウェアの設定等をご紹介

Synology NAS DS218の現状

Synology,nas,DS218
まずはコントロールパネルから → ネットワーク → ネットワークインターフェイスを見ると現在の通信状態が確認できる
LANの「ネットワークの状態」が “1000Mbps” になっている
Synology NAS DS218 のスペックは “1000Mbps” なので、これを “2500Mbps” にするのが今回の目的

自分のSynology NAS のスペック確認

各 NAS に使用されているCPUの確認を
Synology NAS に搭載されている CPU の種類は?のページ
から確認をします

CPUの違いにより使用するドライバが変わってきますので注意

ちなみに Synology NAS DS218 に使用されているCPUは

Realtek RTD1296

になります

「bb-qq」という方が公開されているGitHubのページ
今回 Synology NAS にUSBネットワークアダプターを認識させるためのドライバを公開してくださっています

DS218 のドライバは

r8152-rtd1296-2.15.0-5.spk

というドライバになります

ドライバインストール前の下準備 1

まずは
Synology,nas,DS218,2.5GbE化
DSM「コントロールパネル」 → 「端末とSNMP」 → 「端末」にある

SSHサービスを有効化する ※2.5GbE化が終了したら有効化を解除してください

にチェックを入れる

ドライバインストール前の下準備 2

おすすめしたいのが、一時的にadminの有効化
Synology,nas,DS218,2.5GbE化

Synology,nas,DS218,2.5GbE化

2.5GbE化が終了したらadminのアカウントを無効化することをおすすめします

adminを一時的に有効化する理由としては、後ほど出てきますが「ターミナル(MAC)」「コマンドプロンプト(WINDOWS)」経由でドライバを有効化するのに楽だからです

手動インストールでドライバインストール

Synology,nas,DS218,2.5GbE化Synology,nas,DS218,2.5GbE化

DSM「パッケージセンター」の右上にある「手動インストール」からダウンロードしたドライバを選択し、アップロードする

ドライバ ダウンロードページはこちら

最初は成功しない手動インストール

DSM 7.xを使用している Synology NAS はこの段階でドライバを手動インストールしても有効化されません
次で行うドライバの有効化手順が必要となります

MACでのドライバの有効化

私がインストール前に悩んだのが、ターミナルやコマンドプロンプトでSSH経由のドライバの有効化
最初は全然意味がわからなかったの
MACでドライバをインストールするには 「アプリケーション」 → 「ユーティリティ」 → 「ターミナル.app」を起動
Synology,nas,DS218

Synology,nas,DS218,2.5GbE化
MACターミナル画面

ここに先程adminを有効化しておくと

ssh admin@192.168.1.?? -p 22

と入力して「ENTER」を押すと
※192.168.1.?? ← の部分には Synology NAS とつながっているIPアドレスを記入する
Synology,nas,DS218,2.5GbE化
passwordを聞かれる形(鍵マークが表示)になるので、adminで決めたパスワードを記入する
※パスワードを記入しても変化はありませんが、すべて打ち終わりENTERを押すとSSHに入れます
Synology,nas,DS218,2.5GbE化
※成功するとターミナル上に緑色の [admin@(自分のNASのアカウント名)]が表示されます

SSH経由でNASにドライバ有効化コマンドを入力

上の画像の様なターミナルの状態になったら

sudo install -m 4755 -o root -D /var/packages/r8152/target/r8152/spk_su /opt/sbin/spk_su

とコピペしてENTERを押す

上記手動インストールでドライバインストール で行ったようにドライバをもう一度インストールする

Synology NAS の再起動

上記コマンド入力、ドライバの再インストールまで出来たらNASの再起動を行う
Synology,nas,DS218,2.5GbE化
(意外とこのSynology NAS DSM の再起動の仕方がわからなかった)

Synology,nas,DS218,2.5GbE化
再起動後はパッケージセンター「インストール完了」の左上にドライバが表示されている
※表示されていない人は「SSH経由のドライバの有効化」の部分をもう一度行ってみてください

Synology NAS DS218 2.5GbE化成功

Synology,nas,DS218,2.5GbE化
すべて成功すると上の写真にあるように「LAN」が増えているのでわかりやすいかと思う

使用した2.5Gbps USB3.2(Gen1) 対応 有線LANアダプター
バッファロー(BUFFALO) LUA-U3-A2G/C 2.5Gbps

ただ、2.5GbE化が成功してもPCやMAC側が1GbEのままだったり、無線での接続のままだと速度の変化がないので注意してください
ご自身のネットワーク環境の見直しを行うことをおすすめします

10GbE や 2.5GbE に対応した スイッチングHub と
バッファロー(BUFFALO) LUA-U3-A2G/C 2.5Gbps

をもう一台PC側に購入をしてつなげれば速度は早くなります
また、使用するLANケーブルはカテゴリ6A以上の物を使用してくださいね

NASカテゴリの最新記事