Synology NAS DS1621+ ローカルAI環境 構築

Synology NAS DS1621+ ローカルAI環境 構築

外部にデータを一切漏洩させない生成AIチャット環境を、自宅のNAS(Synology DS1621+)の中に構築します。
使用するのは、NAS標準機能の「Container Manager」を使い、Ollama と Open WebUI を連携させる方法です。

完全ローカル環境のため、入力したデータが外部サーバー(OpenAIなど)に送信されることがなく、機密情報の扱いも安心です。

 

1. Synology NAS DS1621+ ローカルAI構築

今回は、Synologyの「Container Manager」を使って、AIのエンジンとなる「Ollama」と、操作画面となる「Open WebUI」を同時に立ち上げていきます。
(今回はsynology NAS DS1621+は少し古いモデルなので、現行のモデルは
Synology NASキット DS1525+
かな。。。。)

1.1. 事前準備とフォルダ作成

まずはNASの「File Station」を開き、以下のパスにフォルダを作成してください。

volume1 > web_packages

この中に、新しく以下の2つのフォルダを作成します。

  • ollama
  • open-webui
ここでのフォルダ作成を忘れると、後の工程で「Bind mount failed」というエラーが出てコンテナが起動しません。必ず先に作成しておいてください。

 

1.2. docker-composeによる一発起動

Container Managerを開き、左メニューの「プロジェクト」から「作成」をクリックします。

■プロジェクト名:local-ai(任意でOK)
■ソース:「docker-compose.ymlの作成」を選択

エディタ画面が表示されるので、以下のコードをそのままコピー&ペーストしてください。

version: '3.8'

services:
  ollama:
    image: ollama/ollama:latest
    container_name: ollama
    restart: always
    ports:
      - "11434:11434"
    volumes:
      - /volume1/web_packages/ollama:/root/.ollama

  open-webui:
    image: ghcr.io/open-webui/open-webui:main
    container_name: open-webui
    restart: always
    ports:
      - "3000:8080"
    environment:
      - OLLAMA_BASE_URL=http://ollama:11434
      - WEBUI_PORT=8080
    volumes:
      - /volume1/web_packages/open-webui:/app/backend/data
    depends_on:
      - ollama

貼り付けたら「完了」を押します。自動的にイメージのダウンロードとビルドが始まります。
ステータスが緑色の「実行中」になれば、コンテナの起動は完了です!

 

2. Open WebUIの初期設定とモデルのダウンロード

ブラウザを開き、以下のURLにアクセスしてください。

http://[NASのIPアドレス]:3000

Firefoxなどでアクセスした際に「NS_ERROR_NET_EMPTY_RESPONSE」と出て弾かれる場合があります。その場合は、ブラウザのCookieとサイトデータを消去し、必ず頭に http:// をつけて手入力してください。

初回起動時はローカルアカウントの作成画面になります。名前、メールアドレス、パスワードを入力してログインしましょう。

 

ログイン後、左下の「歯車マーク(設定)」>「管理者設定」>「モデル」へ進みます。
「モデルをプル」の入力欄に使いたいAIモデル名を入れてダウンロードボタンを押してください。

今回は、Webデザインやコーディングに強い以下の軽量モデルを導入しました。

  • qwen2.5-coder:7b(Tool Calling対応で一番おすすめ)
  • llama3.1:8b(日本語の壁打ち用)

進捗が100%になれば、すべての準備が完了です。

 

導入した感想

DS1621+はGPU(グラフィックボード)を搭載していないためCPUでの推論になりますが、テキストベースのやり取りやHTML/CSS、WordPressのコード生成でも少し遅い感じで返答が返ってきます。

クライアントの未公開情報や自作テーマのソースコードを外部サーバーに送信せず、完全に手元のNASの中で処理できる安心感が最大のメリットです。

↓速度例こんな速度で動いてました


Webデザインのコンセプト出しやコーディングの相棒として、これからフル活用していきたいと思います!

 
楽しんでください!!

ではまた〜

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